国内No.1の
ウエットスーツ
工場に潜入!
~ウェットスーツの
製造過程を徹底解剖~
ご注文いただいたフルオーダーのウェットスーツ・ドライスーツは、宮城県石巻市にある本社・工場(株式会社モビーディック)にて製造をしています。
※一部商品を除く
本社・工場では、創業の1963年より100万着以上のウェットスーツ・ドライスーツを手掛けてきました。地元の素潜り漁師向けのオーダーウェットスーツから始まり、現在はサーフィン・スクーバダイビングを中心に水上バイクやヨットなど様々なマリンスポーツのウェットスーツを製造しています。提供先は漁業関者・レジャー関連にとどまらず、国内外の官公庁向けウェットスーツ・ドライスーツも手掛けています。
ウェットスーツ・ドライスーツが、お客様のお手元に届くまで
1.モデル選定と採寸
エリアや季節、お客様のサーフスタイルに応じてモデルをお選びください。モデルによっては、生地カラーやマーク、カスタムオプション ※を選ぶことが可能です。生地カラーやマークを選ぶ際には、MOBBY’Sカラーシュミレーター、O’NEILLカラーシミュレーターをご活用ください。
サイズオーダーの場合は、取り扱い店舗のスタッフによる手採寸を行います。全身30箇所以上を正しく採寸することで、身体にフィットするウェットスーツ・ドライスーツが完成します。
オーダーシート内の必要事項を全て記載し、店舗より工場へメールまたはFAXにて送信します。
※カスタムオプションは、モデルごとに異なります。詳しくはWEBサイトもしくはカタログをご覧ください。
2.オーダーシートの受付処理
お客様のオーダーシートが店舗より工場に到着後、記入箇所にモレがないかを確認します。
3.採寸値のチェック
オーダーシートに記載された約30箇所の採寸項目を確認しながら、型紙作成専用ソフトに採寸値を入力します。必要に応じて専任スタッフによる数値の補正や、店舗への問い合わせを行います。
4.型紙の出力
型紙作成専用ソフトに採寸値を入力すると、自動的に型紙が出力されます。型紙はモデルによって異なりますが、30~50パーツほど。本社・工場では、世界初となるウェットスーツ専用のCADシステムを導入しています。出力された型紙は数mm単位の手修正を加えたのち、生地の裁断工程へと進みます。
5.生地の裁断
約800種類の生地より、オーダーされたスーツに使用する生地をピックアップします。型紙を生地に乗せてマーキングし、専用カッターで裁断します。
生地の断面に歪みが生じないよう、一気にカッターを動かす職人技は熟練スタッフにしか出来ません。裁断面に歪みや凹凸が生じると、接着や裁断に不具合が起きるだけでなく、スーツの水没に繋がる恐れがあります。
また、本社・工場では自動裁断機を導入しており、レディメイドスーツの生産時などに使用しています。
6.生地の接着
クロロプレン生地の断面に専用接着剤を塗布し、手作業で貼り合わせます。平面のパーツはもちろんのこと、立体的なパーツを仕上げるためには熟練の技術が必須となります。ベテランスタッフの人差し指にはタコができ、外側に曲がってしまうことも。
生地の断面同士を圧着するために、専用工具を使用することもあります。
7.生地の縫製
本社・工場には全9種のミシンがあり、生地の種類や用途に応じて使い分けています。
ウェットスーツ・ドライスーツの縫製に欠かせない縫製方法「すくい縫い」では、生地を貫通させることなく、表面数mmを縫い上げる特殊な針を使用しています。「すくい縫い」専用ミシンの習得には、数年を要します。
8.検品
スーツの完成後、出荷前に検査を行います。検査項目はスーツの表面・裏面の隅々まで、約30項目にわたります。専任スタッフによる目視検査を経て、合格したスーツのみが出荷へと進みます。
完全防水のドライスーツは、専用の特殊な水槽に沈め、防水性に問題がないか検査を実施しています。
9.出荷
スーツは汚れや傷が付かないようにビニールカバーをかけ、専用箱に梱包します。出荷伝票・出荷先の最終確認を行い、運送業者への引き渡しを行います。
スーツがお客様のお手元に届きましたら、梱包箱から速やかに取り出し、日の当たらない風通しの良いところに吊るして保管ください。
サービス向上のためのカスタマー登録をお願いしております。ご協力いただきますようお願いいたします。 ウェットスーツ・ドライスーツのメンテナンス方法は、こちらよりご覧いただけます。